2013年3月6日水曜日

バンダジェフスキー博士の来日講演と対話から、木下黄太さんが大切と思ったこと

まず初めに

木下黄太さんの放射能防御プロジェクトのブログはこちらです。

まず、木下さんが放射能防御プロジェクトを始める決心をされた時に書いた最初の投稿です。


福島第一原発の100キロ圏内の皆さんを圏外退避させるべきだとおもいます。

2011-03-21 14:48:42 | 福島第一原発



http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/d/20110321

抜粋します。

そのアメリカは
マニュアル的な手続きではありますが
自国民を
半径80キロ圏内から退避させました。
この圏内にはいてはいけないということです。

関東圏では二百キロ以上は離れている
横田基地や厚木基地などから家族の国外退避は
すでにはじまったときいています。
Youtubeにもその光景のビデオが残ってます。
http://youtu.be/riEkLnA-bt4


さらに、横須賀の米軍基地では、
万が一の場合を想定して、
佐世保に本部機能を移すための準備作業が
おこなわれているとも僕は聞いています。
部隊とともに移動を打診された人もいます。

チェルノブイリと状況も違いますので
同じレベルになるとは確実には言えませんが
あのときは高濃度の放射性物質が
半径200キロから300キロくらいでも
降った事は間違いありません。
下記の地図を見れば一目瞭然です。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/0/07/Chornobyl_radiation_map.jpg

以上抜粋。

あの時点でTVや新聞で報道されていたことと全く違う動きが水面下ではあったということはもう殆どの国民は周知の事実です。
今もそれは変わっていないと私は思ってます。



もし何かがおきたときの被害想定を考える 

2011-03-22 18:10:52 | 福島第一原発



http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/d/20110322


私が福島原発放射能事故後、多々、教わることの多かったジャーナリスト木下黄太さんの今日のツイートをここにまとめます。


バンダジェフスキー博士の来日講演と対話から、僕が大切と思ったことをこれからツイートしておきます。最近、本当にレベルの低い妨害をする頭のおかしい人間がいるので、その人間たちの言説とバンダジェフスキー博士の見解とどちらが意味があるのか、もう一度確認してください。一年前のものの再送。

① 博士本人は、ある意味汚染された場所の医科大学を、ベラルーシ政府側から引き受けさせられた人物であること。元々政府に否定的な学者というわけでなく、元々は、政府の意向も受けて、その現地の汚染に立ち向かったスタンス。

事故発生から数年した、90年代当時の現地の状況が酷く、彼は亡くなった方の解剖を進めて、当時のベラルーシの技術水準で、臓器ごとに可能なかぎりの放射能の検査をおこなったこと。

③生きている人の調査は、開架型(椅子型)のホールボディカウンターでおこなっていたこと。生きている人のBq/kgはこれで出されたもの。このため、精密型のホールボディカウンターよりも数値が高く出ていると考えられること。

④調査・検査をやったことで、病気の多発、死者の増加について、彼が提示しているのは、臓器にセシウムが大量に蓄積されている実態を明らかにしたこと。彼はセシウムがこの事象の主な原因と考えていること。

⑤この実態を明らかにしたため、政府の意向に反したとして、逮捕され、長年にわたって刑務所に入れられたこと。それによって研究データの大半が残存していないこと。

⑥少なくとも、ベラルーシをはじめとして、そのエリアでは、死者が、生まれる人々を上回る状態が継続して続いていること。人口が大きく減り続けている社会に、この国々が恒常的になっている状態があること。

⑦人口の減少は、放射性物質による影響しか考えられないこと。特に他の要因はないこと。

⑧チェルノブイリよりも問題が大きいという認識。福島の汚染が酷い。チェルノブイリは農村地帯が多かったが、今回は東京のような大都市に酷い汚染の地域、深刻度が桁違いとなる可能性。ゴメリと江戸川区の汚染にあまり差がない。セシウム以外のほかの核種の影響も甚大であること(これが未解明)。

死者の増加は、キエフでも顕著に、さらに高濃度エリアは、かなりの勢いで増えている。
ゴメリなど。今回もおきる可能性が高いこと。
それを考えた場合、福島は当然のこととして、

宮城や東京、関東の汚染エリアから移住できる人は移住したほうが良いこと。子供、妊婦、妊娠可能な女性は優先。

⑩日本、特に関東・東北のエリアでこれから起こることについて、博士本人が相当な危惧を抱いていること。これをとめることそのものは、実は、大変に難しいこと。

⑪こうした中で、政府がガレキの広域拡散を進めようとしているが、放射性物質が付着したガレキを、汚染の少ないエリアに移すことも、さらに移送して焼却することもありえない行為ということ。放射性物質を拡散させないことが大切で、旧ソ連でもおこなっていないこと。

日本政府や行政当局が情報隠蔽をおこなっていることは間違いないこと。これについて、市民側が風穴をあけるしか方法がないこと。

⑬ペクチンなどの排出剤は効果が最低限しかないこと。短期的一時的なもの。アップルペクチンは、そのままりんごを皮ごと食べるほうがマシなこと。
しかし、排出剤に頼ることは何の意味もないこと。
それよりも安全な、放射性物質が含まれていない食品を食べることが望ましいこと。

⑭それよりも福島のみならず、関東・東北のエリアで移住するのが望ましい。優先は、妊婦、子供、妊娠可能な女性だが、全年齢で放射性物質の影響はあり、逃げることのできる人は、全て、逃げるべきと。全国で博士は関東東北から避難移住の全ての人々に「あなたたちの選択は正しい」と明言したこと。

東京23区の土壌汚染状況が、ぼくたちの調査で平均してセシウム合算で800Bq/kgを超える状態(キエフ以上)であることを伝えたところ、
「可能な人は逃げたほうが良い。最低でも保養に出たり、汚染されていない食べ物を食べないとならない。でも、移住がベターだ」と話していたこと


世田谷区でほこりに50グラムで75Bq検出された一般の木造家屋の話を伝えると、「そこは危険だ」と断言し、可能なら移住したほうがよいと明言したこと。吸気による危険も大きいと本人も判断していること。


⑰日本の大半のメディアは、博士の来日についても、記者会見の内容に関しても、完全に無視するか、ほとんど記事にしようともしていないこと。一部メディア以外、掲載する雰囲気はほとんどないこと。博士が伝えている内容そのものの衝撃が大きく、「無視」という結論に大半のメディアが至っているのが今の日本の現実であること。というかこの内容を報じると、首都圏に人がいるかどうかという議論になることを消化できないとして記事にしないとするマスコミも存在した模様。

⑱ほとんどのメディアが無視するにも関わらず、品川区の1000人会場も即日満員、世田谷区の四百五十人会場も二回で九百人が三十分程度で満員になるなど、一般の皆様へのインターネットを介しての情報発信が強くなってきていること。マスコミと一般の皆さんの間に乖離現象もおきていること。

⑲今後起きることへの懸念が強い中で、博士本人は日本に対して最大限の協力をしたいという意志は持っていること。しかし、博士本人が有効な防御策を数多く持っている訳ではなく、彼の協力に助けられても、放射性物質との闘いはきわめて厳しいということ。

以上です。1年前の話とは思えないほど、今の日本にも、強く響く内容と思います。彼のこうした言説と、彼を批判する人々の言説を、あなたたちが比べて下さい。


バンダジェフスキー博士のメッセージと彼への批判を比較して下さい。この二年間で高校同学年父母5人死亡。



以上、木下黄太さんのツイートからまとめました。

https://twitter.com/KinositaKouta

2011年に木下さんが最初に投稿したブログを読んで、今になって、彼の危惧が現実になり始めていることに、私は驚いています。

前代未聞の大放射能事故。
私は、過去の経験者たちから学ぶしか方法はないと私は思っています。
こんな大きな事故が起こった後も、今までどおりの生活を続け、なんら本も読まない生活を続けたその結果は、これから身を持って知ることになるかもしれません。

何も起こらなかったら、よかったねって思います。

だけど、万が一、家族が放射能被ばくの影響で病に倒れたら、私は何もしなかった自分を後悔するでしょう。


3/11で丸三年目を迎えます。

あなたはこの先、どうしますか?





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