2016年5月12日木曜日

米高官、福島直後に東京線量予測 最悪「100ミリシーベルト」の記事について熊本大が入口名誉教授「実際はそれをまがれました。 菅政権も近藤原子力委員長からの報告で250キロ圏の東京から避難を想定していました。 それは今後も原発事故では起き得るので、「250キロ圏」は(福井地裁判決など)今も生きていると私は思います。」

米高官、福島直後に東京線量予測

最悪「100ミリシーベルト」

2016/5/9 16:38

100ミリシーベルトは一般の年間被ばく限度の100倍、同事故収束作業員の5年間の被ばく上限に当たる。

http://this.kiji.is/102300098987197949

この記事には改めて、福島原発放射能事故直後の危機感が蘇りましたが、
東京都の発表の東京都民の3ヶ月間の累積被曝猟は3600ベクレルについても含めて、実際はどの程度の被曝量だったのか、地方独立行政法人 東京都立産業技術研究センター にお電話でご質問してみました。

これはお電話でお話を聞きながらipadのタッチパネルでタイプしたので少々アバウトですが

放射能濃度 3600ベクレルは
被ばく量に換算すると24マイクロsv
ヨウ素がガスになったものが
82マイクロsv

事故前の年間基準1msv
危険職種の職業の人は20msvだった
トータル 実効線量は内部被曝も加味している。

換算すると、
三ヶ月の赤ちゃんと大人46.9マイクロシーベルト/時
1歳児 82.2マイクロシーベルト/時
呼吸回数の少ない赤ちゃんの方が1歳児よりも被曝量が少なかったと思われる。

原発事故前から放射線専門の研究所で50年前から測っていた。今も毎日計測している。

2011/3/15 8時間ごとの1日3回
10時から11時 240ベクレル/1立方
3/16 には一時下がって
3/20
3/22
呼吸による被曝 1日あたり
およそ50マイクロシーベルト(換算)
4月以降は下がって、その後はNDと仰ってました。(検出下限値 0・0001ベクレル/1m3)
今でも毎日継続してこちらのリンクに報告を載せてるそうです。
詳しくはこちら。

http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/topics/measurement/ →平成28年5月 5月1日~11日計測分 (125.6KB)http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/topics/keisoku-2805.pdf
http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/topics/keisoku-2805.pdf


以上は地方独立行政法人 東京都立産業技術研究センター 様からの回答

結論は、過剰な心配は要らないと仰ってましたが…

改めてこういう新聞記事を見ると、あの時の危機感が蘇ってきます。

熊本大学入口名誉教授に伺ってみました。

さっきの新聞記事は、最悪なことが起きた場合に100ミリシーベルトだったことを米軍は予測していただけで、実際はそれを免れたと受け止めてよろしいんですよね?

以下のように、先生からのお返事を頂きました。

はい。実際はそれをまぬがれました。
菅政権も近藤原子力委員長からの報告で250キロ圏の東京から避難を想定していました。
それは今後も原発事故では起き得るので、「250キロ圏」は(福井地裁判決など)今も生きていると私は思います。




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