2013年7月16日火曜日

バンダジェフスキー博士 岡山講演へ行ってきたメモ


今回の講演会は私にとって、去年の沖縄公演
に引き続き二回目です。

博士はチェルノブイリ放射能事故後、ずっと信念を貫き活動し続けてこられました。

私は博士の【歩み】に感銘を受けています。

決して投げ出さない。命を大切にする本物のお医者さんです。
バンダジェフスキー博士は何度も【ヒポクラテスの誓い】http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%9D%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%86%E3%82%B9%E3%81%AE%E8%AA%93%E3%81%84について口になさってました。

医師として揺るぎのない魂の持ち主だということは明確に感じられました。

でなかったらこんな大変な人生を歩んでないと思います。

政府や体制にねじ伏せられたお医者さんたちは目を醒まして頂きたいです。

バンダジェフスキー博士が当時、ゴメリ医科大学の学長だったから解剖が出来たから、得られたデータである。

一番印象に残ったお話。

グラフでも解るように圧倒的に子供たちは成人よりかなりの影響を受けます。(著作権上、ネット上には画像はアップできません。)

【カラス麦の実験】

汚染地域だが、国が作物を作っていい地域で作られたカラス麦を採取しハムスターに食べさせて実験したら、二倍くらいの濃度のさまざな物質が発見された。

行動異常がみられた。ストレス反応が出た。

ぐるぐる回り続けるハムスターの赤ちゃんの映像は衝撃的でした。


博士は化学物質とセシウムの複合汚染はより危険だと言われた。

これを聞いて、ゾッとしたのは、最近週刊新潮で報じられた、ゴルフ場での突然死の多発。この一年で111人。

群馬のゴルフ場の芝生は、福島原発放射能事故の上に、今年5月に更に東海村の施設で放射能漏れ事故が重なった、茨城産の芝生が殆どと業者さんに確認。

ちょうど時を同じくして、静岡の市民団体の要請で、静岡で公園の芝生の放射能検査をしたら、700ベクレル以上のセシウムが検出されていたというニュースがありました。
又、時を同じくして、高崎市では周囲の市民に告知のないまま、ゴルフ場に農薬を空から空中散布。周辺の子供たちが中毒症状で病院へというニュースも報じられたばかりでした。
詳しくはこちら。
勿論、因果関係は解りません。私個人の懸念です。
http://megsinginglalala.blogspot.jp/2013/07/111.html



最期に講演会参加者と博士との質疑応答

ベラルーシで亡くなった人の実数は?

複雑な問題です。
50万人(ベラルーシの人口は950万人)
全てが放射能のせいとはいえない。
なぜならば、公の機関は身体のモニタリングをしたがらなかったから。

スクリーニングをする適切な時期は?
遅く逃げて間に合うか?

内部検査の検査はいつやっても遅くない
定期的に、日本全国やるべき

尿検査は値段が高すぎる。
他の検査方法がある

日本のような経済大国でなぜそんなに難しいのか?なぜしない?

WBCはウクライナ製があるから使えばいい。子供は月に一回検査すべきだ。

あんな大きな事故が起こったんだから、事故後が
40ベクレルを越えれば子供は確実に健康上問題が起こる。
生き残りたかったら検査すべきだ。

東京は今後は100人辺り何人病気になるか?

ゴメリには隠蔽されて情報がない。

ウクライナは90%の人がなにかしらの病気を抱えている。
なんとか(聞き取れませんでしたが)症候群。

ひとつの臓器でなく複数の病気を発症する。

分子生物学上から言うと、人の健康を守る立場から言うとあまり意味がない。

医学は義務である。

博士は、講演会のあいだに、度々、【ヒポクラテスの誓い】を口にされてました。

放射能神経症とは体制側が言っていることだが、そういった客観データはあるのか?

そもそもどうやってそんなデータがとれますか?
この問題は色んな側面があるから難しいが、体制がわはチェルノブイリ事故以前の汚染を認めない。

チェルノブイリでの具体的なケアは?

援助はありません。
被災地では汚染地域は見棄てられている。

ベラルーシやウクライナで、汚染地域で生きている人たちは怖れながら暮らしているのか?考えないで暮らしているのか?

人々は無関心と言っていいかもしれません。

無関心なまま沢山の人たちが病に倒れている。

取材が海外から入れば、地域の医者たちは殆ど逃げてしまった。

彼ら(一般国民)が無関心なのは何も情報がないからです。

そういった無知は体制がわにつくられたものである。

日本の大学二つでわかっていること
岡山大学で
今まで10万人で130人
2012年は、一定数出ているが、福島や千葉のデータは酷い有り様ですがこの件については?

福島の統計は異常だと思います。
チェルノブイリでゴメリで5年目のデータでも福島より少なかった。

しかしベラルーシは小さい国で人々が無知なまま、未だに汚染食品をばらまいてしまっているから困っている。


埃を吸うスポーツをしてきた子供のお母さんから質問

二回意識を失い、自力で蘇生した

QT延長症候群と診断。

事故前から不整脈はあった。

セシウムが影響してるんでしょうか?

非常に興味深い例です。

遺伝的な素因があったときにセシウムが誘発する可能性がある。

WBCで体内を測りセシウムが出たらその可能性があるということになる。

汚染されていない食品を入れないようにする。

100日取り込まないでいれば改善する。


以下は川根先生から頂いたコメントです。

QT延長症候群の報道と解説。
『茨城県取手市内24校心臓検診 73人が要精密検査 東京新聞2012年12月26日』
http://twitpic.com/buo66q

『QT延長症候群の心電図の波形』
http://twitpic.com/buo7un

『QT延長症候群の症状』
http://twitpic.com/buoal9

以上は内部被ばくを考える市民研究会の川根眞也先生からのコメントです。

(私は個人的には祖母としては、孫たちの心臓の状態を検査させたいと思ってます。)


筋肉についてしまったセシウムは排泄できますか?

少なからずできる。

奥さんがウクライナ人の男性から質問

当時、チェルノブイリから500km離れた場所でオレンジ色の雨が降り、(群馬県では子供たちの口から、お母さん黄色い雨が降ってるよ、の声が上がってた記憶は克明です。当時、ベランダや屋根や玄関先に黄色い粉があると気象庁に多くの問い合わせが行きました。気象庁はそれを花粉と説明。後に、イギリスのバズビー博士が、本で、あれは花粉にウランが付着していたものと発表。)

奥さんが被爆して沢山の人が亡くなった。

今、国立にいるウクライナ人の奥さんの友達も逃げ出した。

どう人に伝えたらいいか?

例えば木下さんの運動に参加して連携して積極的に活動すること。



2 件のコメント:

  1. 川根眞也、内部被ばくを考える市民研究会です。

    megさん
    さっそくバンダジェフスキーの講演のメモありがとうございます。今日、7月21日シ―スクエア恵比寿である。ユーリ・I・バンダジェフスキー氏講演に行ってきます。

    このメモで一カ所。心臓の不整脈の記述ですが、QT延長症候群です。恐らく、発言者は茨城県取手市の小中学生の心臓検診で2011年から有意にQT延長症候群が増えたことを指摘されていたのだと思います。

    QT延長症候群の報道と解説。
    『茨城県取手市内24校心臓検診 73人が要精密検査 東京新聞2012年12月26日』
    http://twitpic.com/buo66q

    『QT延長症候群の心電図の波形』
    http://twitpic.com/buo7un

    『QT延長症候群の症状』
    http://twitpic.com/buoal9

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    1. 川根先生、
      いつもありがとうございます!

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