2018年5月1日火曜日

熊本大学入口名誉教授「ヨウ素131は微量でも半減期が約8日ですから、上下水道の処理の一時期に大量であった可能性があり、その大量のときにヒトを被ばくさせた可能性がありますから、無視できないと私は考えています。」

東電福島原発放射能事故後7年が経過し、私は今、原発事故後使ってきたミネラルウォーターとRO浄水器の見直しを検討しています。

それにあたって、もう一度、水道水の放射能汚染と、原子力規制委員会行っている上水道の放射能検査の実態(検査における検出下限値「安全基準値」)と、行政の水道の放射能検査の実態についてもう一度調べ直してみました。
そして、アメリカや他の国々の上水道の放射能検査の安全基準値と日本の安全基準値を比べてみたいと思って、アメリカ人やカナダ人やイギリス人の友達に相談して、情報集めを始めました。

そして、入口先生にもご相談してみました。
こちらにてん先生とのメッセージのやりとりを、編集することなく、シェアします。
入口先生には公開するシェアを頂いてます。

私
先生こんにちは。
高崎からなんですが、今、浄水器とミネラルウォーターの見直しを考えてるんですが、先生は浄水器はどこの浄水器をお使いになっていらっしゃいますか?

先生
すみません。どこのもつかっていません。ただ、沸かし冷ましを飲んでいます。

私
飲み水やお料理に使ってるお水は水道水はお使いになっていらっしゃらないんですか?
私は事故後はずっと飲み水も調理に使う水もミネラルウォーターを使ってきたんですが、日本のミネラルウォーターのほとんどが法律で加熱処理をしていて、お水の中の酸素が失われているので、勿体無いと言われて、アルカリ性の水素水ができると言う浄水器を勧められています。
群馬県の水道水で原子力規制委員会の検出下限値の100倍の1ベクレル米キログラムです水道の検査がされていることを知って、さらに高崎に帰ってきてから、勉強会のお友達から、高崎市と前橋市の水道水を自費で放射能検査に出した人がいらして、セシウムが検出されたと言うことを聞いたものですから、どうしたものかと考えているところです。今日はアメリカや他の国の水道の放射能検査の検出下限値について調べていました。
アメリカやカナダ等、他国の水道水の放射能検査の検出下限値と日本の検出下限値がそう変わりがなければ、必要以上にすごく日本の水道水の汚染を心配しすぎる事は無いのかなあと考えたりしていました。
アメリカの水道水の放射能検査の安全基準値、セシウムがなかなか見つからなくて、でも、日本が公表してない複合ラジウム226/228(5pCi / L)。
人工のベータ粒子と光子放射体(年間4ミリリットル)。
グロスアルファ活性(15pCi / L); ウラン(30μg/ L)は検査してるようです。
https://nepis.epa.gov/Exe/ZyPDF.cgi?Dockey=P100GX5V.txt
私は見当違いなところを見ているでしょうか?
お時間のある時にご指導よろしくお願いします。
水道水は沸かし冷まし飲んで問題ないでしょうか?
孫たちのところの浄水器を検討し直してるのですが....

先生
飲料水のセシウム137の現在の基準値は10ベクレル/kgですが、ペットボトルのミネラル水も水道水もこの基準を満たしています。
 なので、これらを飲んで暮らすしかありませんが、震災以前には河川水も海水も原水爆実験の時代のものが約0.002ベクレル/Kgしか含まれていなかったのですから、現在の日本の飲料水の基準はその5千倍です。
 これは日本人が縄文時代以来遭遇したことのない壮絶な被ばく実験だと私は思います。
 震災直後に私たちは今となっては遅きに失する、測定不可能な量のヨウ素131によって乳幼児もみな大量かつ深刻に被爆してしまったのではないかと考えています。

私
難しいご質問にお返事ありがとうございます。
震災後はずっと、九州の日田天領水や財宝と言うミネラルウォーターのお世話になっています。
ミネラルウォーターの放射能検査基準値も10ベクレル米キログラムとは聞いてますが、東電福島原発放射能事故で水源の土壌汚染をされなかったエリアなので安心して使ってきました。

現時点でも、原子力規制委員会日本全国の水道の検出下限値は0.001ベクレル米キログラムになってました。高崎市の現時点の水道の放射能検査の検出下限値は、0.7から0.8程度になってるようです。

http://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2013122000412/


そろそろ子供たちの、経済力に合わせた生活も考えないといけないので、(今までは私がアシストしてきたのですが、それもあまり無理は続けられません)
今後は、なるべく体の免疫を落とさせない工夫を協力していかなければならないと思ってます。
いつも真摯なお返事をありがとうございます。感謝にたえません。

今日はお水のことで調べていて、疑問点をツイートしていたら、内部被曝を考える市民の会の川根先生からこちらの返事をいただきました。
https://twitter.com/shinchann2008/status/990910383996125184?s=21

https://twitter.com/shinchann2008/status/990910536517804032?s=21

https://twitter.com/shinchann2008/status/990910464275066882?s=21

兵庫や大阪の水道水から検出されているヨウ素131については、もしかしたら病院の検査に使うヨウ素なのか、それとも人間の尿から出ているヨウ素なのか定かではありませんが、微量のヨウ素131は気にする必要がないんでしょうか?

先生
ヨウ素131は微量でも半減期が約8日ですから、上下水道の処理の一時期に大量であった可能性があり、その大量のときにヒトを被ばくさせた可能性がありますから、無視できないと私は考えています。

以上
入口先生とのメッセージのやりとりです。

最低でも、特措法の対象である福島県並びに近隣の東京都の含める6度間での自宅のドブさらいなどで、汚泥を片付けるときは、手袋マスクゴーグルなどをして、しっかり防御してするようにしようと思います。
生活の中で、つい軽装備で行ってしまうことが多いのですが、気をつけたいと思います。


川根先生からも、ためになるお話をメッセージいただきました。追記します。

良かったら、これも参考に、ヨウ素131はマスクと手袋だけでは防げません。半袖もダメ。ヨウ素131とトリチウムは、皮膚からも吸収されるからです。

『内部被曝のメカニズム 放射性物質はどこから体内に入るのか?』

http://www.radiationexposuresociety.com/archives/910

やはり、放射能汚染エリアでのドブさらいなど、無防備でやってはいけないと言う事ですね。勉強になりました。
生活していると、ついルーズになってしまいます。

被曝は呼吸だけではなく、皮膚からも吸収されると言うことを忘れないようにします。

2017年7月15日土曜日

東電、トリチウム水は海に放出へ 入口先生に、海洋投棄される予定のトリチウムについて、お話を伺ってみました。

川村会長が明言、漁業者ら反対
2017/7/14 02:007/14 02:02updated 


入口先生に、海洋投棄される予定のトリチウムについて、お話を伺ってみました。

入口名誉教授
「イギリスでは、現在核燃料の再処理工場から出る高濃度汚染水を領海に直接流しており、イギリス、アイルランドから北欧諸国に至る広い範囲で放射能汚染(主に漁業被害)が起きています。その放射能量は、東電の汚染水の総量よりも多いのではないかと私は考えています。  東電は、福島第一の敷地に約1,000基のタンクを作り、100万トンを超える汚染水を貯めたようです。その量は現在も増え続けています。敷地も、もう限界です。海へ流すしかないのでしょう。  東電は、ALPSという装置を使って汚染水の中のセシウム137などを沸石(ゼオライト)という粘土に吸着させて、セシウム137などの濃度を薄める作業を行ってきました。セシウム137などが完全に除去されたかどうかは分かりません。また、高濃度の放射性廃棄物となったゼオライトをどこでどう保管するつもりなのか、私は知りません。また、トリチウムは除去されていません(トリチウムを吸着する粘土などはありませんから)。  汚染水は、放射線量が国の基準の百万倍程度であったものが、ALPSによって千倍程度まで薄まっているのではないかと私は思います(想像)。すると、タンク1基分の汚染水を流すにはタンク千基分の希釈水が必要です。  太平洋には十分な希釈水があります(面積が約2億平方キロメートル、平均水深が約4キロメートル)。しかし、高濃度汚染水を領海に流すと国内法(原子炉等規制法)に抵触し、公海に流すと「ロンドン条約」、「海洋法に関する国際条約」に違反します。  東電が、仮に福島の沖から毎分10トンの新鮮な海水を汲み取って敷地内で毎分10リットルの汚染水を希釈し、国の基準以下となったものをそのまま海に流しても誰も文句は言えないかもしれません。  日本でも、六ヶ所村の再処理工場に限っては高濃度汚染水を領海に直接流してよいことになっていて(原子炉等規制法から除外されていて)、その理由は、稼働すると毎日トリチウムで60兆ベクレル、なので、毎日100万トンの水でうすめなければ国の基準値を下回らないからです。それをイギリスは実施しています。


2017年5月24日水曜日

魚の水銀リスクと学習障害と、リスクの避け方

 2016/01/23 21:01

妊婦が魚を食べると「子供の発達に好影響」という研究結果


https://forbesjapan.com/articles/detail/11007

熊本大学入口名誉教授のご見解

魚介類を多く食べる国民ほど長生きし、また、胎児も成長する傾向があります。魚介類には、PUFA(多価不飽和脂肪酸)といって、DHA(ドコサヘキサエン酸)や EPA(エイコサペンタエン酸)などの重要な栄養素が含まれているからです。 
米国の妊娠可能な女性の血中総水銀濃度が高いトップ 10パーセントの女性から生まれる子供の約 10パーセント(毎年約 4万人)は学習障害(LD)を発症します。米国政府が魚介類摂取を規制している懸命の努力にもかかわらず、現在の米国の総人口の約 1パーセント(約300万人)がそのような形で起きた「胎児性メチル水銀中毒症」です。 
大型魚類ほど食物連鎖の上位に位置してメチル水銀も多量に含まれているのですが、同時に体内にセレン化合物を蓄積してメチル水銀に対して拮抗的な作用を(進化の過程で)獲得しています。 メチル水銀が多く含まれていて、かつセレン化合物を含まない魚介類を食べるのは危険です。 拳銃を用いたロシアンルーレットの危険性は確率だけの問題ですが、魚介類は種類を選ぶことができますから、ある程度管理可能です。


2017年5月9日火曜日

福島の高濃度放射能汚染エリアの山火事についての入口紀男名誉教授の見解「山火事の場合は「何キロメートル」とは一概に言えませんが、国土の侮れない広範な地域が二次汚染されるだろうと思います。」

熊本大学入口紀男名誉教授 「最後は地球を一周するだろうと思います。我われが日常的に呼吸する空気の中には、秦の始皇帝やクレオパトラがくしゃみしたときの空気の分子も含まれています。1779年の桜島の噴火のとき火山灰は江戸の街にも降りました。福島第一の2号機からの放射性物質の「漏れ」は、桜島の大噴火のように成層圏に届くほどの高さには及びませんでしたが、それでも風向きによって関東に及ぶ広い範囲が汚染されました。山火事の場合は「何キロメートル」とは一概に言えませんが、国土の侮れない広範な地域が二次汚染されるだろうと思います。 放射性物質が花粉などを担体として空気中に浮遊している場合はマスクが効きそうです。311の後、放射性物質はしばらくは空中に浮遊していましたが、すぐに森林や平地に沈着してしまいましたね。」 

入口先生にお話を伺っている間にも、Twitter上でこちらの情報をツイートした方がいらっしゃいました。

鈴木博喜 (「民の声新聞」発行人)さんはTwitterを使っています: 「数値が上がった。福島県放射線監視室もさすがに「今回の山火事の特殊性である落葉の堆積層への火の浸透に加え、ヘリの運行にも支障を来すような西寄りの強い風が終日観測されていることなどにより、測定地点の周辺の土ぼこりや焼却灰の舞い上がりの影響も否定できません」と表現を変えた。 https://t.co/Rvrm9hcfI6」 https://mobile.twitter.com/s_hiroki24/status/861911744423133184



2017年5月3日水曜日

ヨウ素131が検出されるのは、再臨界? 福島で2ヶ所同時でヨウ素131検出について、熊本大学入口紀男名誉教授「‪塩素38が同時に検出されたら、「再臨界」でしょうが、それは検出されていませんから、再臨界であると断定できないでしょう。‬」

福島で2ヶ所同時でヨウ素131、再臨界? http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2140.html 以上の記載を、Twitterで見かけました、ゴールデンウィーク中に気になったので、熊本大学の入口先生にお尋ねしてみました。 入口先生 「ヨウ素131は、医療用にはあまり使われなくなっているようですが、しかし、医療用のヨウ素131である可能性はありますので、何箇所で検出されようと、医療用であると主張することはできそうです。塩素38が同時に検出されたら、「再臨界」でしょうが、それは検出されていませんから、再臨界であると断定できないでしょう。」

2017年1月12日木曜日


先生おはようございます。

昨日、長野県の中でも土壌汚染が少なく済んだ、塩尻周辺について調べて居ましたら、なんと塩尻市にもバイオマス発電所ができるそうです。全国に助成金をばら撒いてバイオマス発電所や、薪ストーブや暖炉の家を増やしてます。まさかの展開で絶句します。群馬には高崎暖炉という会社もあって、こないだ帰省した時に街をちょっと歩いただけで煙突がある家が増えてました。

こんなこと初めて、日本人の健康や命は大丈夫なんでしょうか?
特に子供達。

こちらは、薪ストーブ屋さんのブログなんですが、よく読んでみるとほんとに頭さんです。街の安全基準が40ベクレルとか、燃してて高岩家庭ゴミと一緒に出せばいいとか。そんなことしたらそのハイモやされたらまた濃縮するじゃないですか?薪ストーブは除染にいいとか、都合のいいことばかり書いてます。アメリカの薪ストーブには環境汚染のための規制があるそうですが日本にはまだ規制がなされていないことも書きながら、売る気満々です。お仕事ですから仕方ありませんが、本当に怖いです。
http://www.woodstove2.jp/ct-6.html

薪のクリアランスレベルに驚愕しました。
林野庁/木質ペレットの指標40ベクレル/kgについて電話で質問してみました。
40ベクレルは燃やしてでた灰が8000ベクレル/kgを超えないクリアランスレベルだそうで個人的には驚愕しました。
薪ストーブ使ってるお宅のお子さんたちの肺が心配です。

環境省に電話で質問してみたら、バイオマス発電所やゴミ焼却所の作業者の方々が1年間に1mSv以上被曝しない計算でクリアランスレベルを決めてるそうです。
国民が子育てしてる家の中で薪を燃やした場合のリスクも含まれてるんでしょうか?
又、一般的には一般廃棄物としてゴミに出していいようになってます。 自治体によっては、薪ストーブの灰を一般廃棄物と分けるように指導してる自治体もあるそうですが、基本的に国が管理してません。
放射性物質が濃縮している可能性のある灰をさらに燃したらどんなことになるんでしょうね?
先生、これって本当に大丈夫なんでしょうか?
入口先生
日本の地表の自然放射線量はおよそ1平方メートルあたり4万ベクレルです。1キログラムあたり8万ベクレルという値は、自然界に存在させたとして、そこから大きく外れないように策定してある基準だと私は思います。1キログラムあたり8万ベクレルの炭はまだ燃えるでしょうが、灰はもう燃えないでしょう。
私
クリアランスレベルが8000以下の薪は400ベクレル未満の薪は燃やしても影響は無いんでしょうか?
自然放射線と、人工放射線を並べて論じられるんでしょうか?
入口先生
人口放射線によって汚染された薪は現在日本の国土の半分(東日本)に存在しています。薪は、西日本で焚かれるかもしれません。残念ながら日本人はその薪と共存することを強いられています。人工放射線はゼロでなければなりません。自然放射線だけでなければなりません。どんなに微量でも人口放射線に汚染された薪を燃やすと、影響は「ある」でしょう。でも、どうやって?1キログラム当たり8万ベクレルという基準を、どうやれば1キログラム当たり人工放射線ゼロベクレルという基準に変えることができるのでしょうか?
私

先生、バイオマスや薪を燃やして気化した放射性物質を吸気で被曝するリスクは、そうなると全国共通でしょうか?全てを捨てて西日本へ移住しても、逃げた意味が無くなるんでしょうか?食べ物も もはや産地偽造が甚だしくなってます。やはりお米と同じように 、薪も混ぜて薄めて広域拡散になってるのかもしれないなあとずっと危惧してます。

大丈夫じゃ無いけれども、やむを得ないと言うことですね…
入口先生
全国共通ではありませんね。東日本のほうが人工放射線に汚染された薪も食べ物も「原産地」なのですから。
私

長野県の塩尻は群馬県の高崎に比べたら、土壌の汚染と水源の汚染が少ないようです。バイオマス発電が駅から車で15分の場所に出来たり、冬は寒いですから薪ストーブも多いと思いますが、岡山が遠くて保養に来るにも現実的じゃ無いという息子たちにとって、場所を変えるにはどうかしらと考えているんです。

群馬のバイオマス発電所は、自宅から車で40分ほど離れてます。塩尻は調べて見たら、駅周辺から近いんです。
入口先生

汚染された廃材を北九州で償却することは聞いたことがあります。

4、5年前です。私の学生が北九州市長に電話したと言っていて学生は何と恐れを知らないのだろうと、私の20歳のころを振り返ったことがあります。




2016年12月20日火曜日

熊本大学入口名誉教授「仮にその140トンが新たに核分裂連鎖反応を起こすと、広島原爆約7千発分の放射能が新たに環境に出て来るものと思われます。」

結論を先に書きます。

格納容器が大地震などで倒壊し、あるいは敷地の液状化(沼地化)で傾き、格納容器の底部や、液状化した大地とのすき間で「大気開放炉」(Open-Air Super Reactor)なって核分裂連鎖反応を起こすと、「311」をはるかに凌ぐ大惨事となり、国土が広い範囲にわたって人が住めなくなることが起こり得ると考えられます。

使用済み核燃料プールと格納容器は別物です。   「スカイシャイン」の詳しいお知らせを有難うございました。 「スカイシャイン」の定義として「放射性物質を内包している建屋天井を通過して施設の外部へ漏れ出た放射線が、施設上方の空気で散乱されて地上に向かう放射線のこと」とは、環境へ出た放射線のうち宇宙の彼方へ行ってしまわないすべての放射線のことですから、これは、今後起き得るすべてのリスクを含んでいますね。 東日本に飛散した放射能汚染も、すべて「スカイシャイン」によるものであったと言えます。

 使用済み核燃料プールの使用済み核燃料が高温で蒸発して「スカイシャイン」のリスクをもたらすことは、前記しましたようにもうなさそうです。

 格納容器が傾いて、底辺あるいはその地下にある溶け落ちた核燃料は、これから核分裂連鎖反応を起こす可能性があって、すき間からむき出しになった状態でそれが起きると、そのとき「スカイシャイン」の大きなリスクがあるものと思われます。

以下は、入口先生へご質問した私と入口先生からのお返事の詳しいやりとりです。

入口先生のFacebookの投稿で、コメント欄の質問に対する、入口先生の回答に、以下の記載があったので、この「別の危険」について、兼ねてからTwitterやネット上の個人のブログで取り上げられている「スカイシャイン」なるリスクのことなのかな?と、私は物理はド素人なので、再び気になりだしまして、見当違いな質問を入口先生のページでして、他の方々の不安を煽ってもご迷惑かと思って、入口先生にメッセージで質問してみました。



  • 入口先生 毎度の質問で恐縮ですが(大地震や敷地の液状化が起きて原子炉が倒壊し、使用済核燃料棒がむき出しになる)と云う箇所ですが、原子炉が倒壊と云うのは1-3号機の原子炉建屋が倒壊と云う事ですよね、1-3号機の建屋が崩れたら、三つの建屋の上階に在る使用済核燃料が地上に落下して空気にむき出しになると云う意味ですよね、するとデブリの取り出しも急務ですが、それより急を要するのは1-3号機からの使用済核燃料棒の取り出しですよね、しかしこの作業は1-3号機が線量が高過ぎてヒトが近づけないから、今の技術では人間の作業では取り出せないと云う理解で良ろしいでしょうか? しかし次の大地震が関東や東日本を襲ったら1-3号機の建屋は崩壊しますよね。
    入口さん、この点についてご見解ください。
    17 hrs · Like · 8
  • Norio Iriguchi 鈴丸さん、コメントを有難うございます。
     福島第一原発の敷地は海抜40メートルの岸壁を12メートルまで削ってつくったので地下水脈が浅い土地です。大地震や液状化で、建屋だけでなく原子炉(格納容器)自体が倒壊する危険があると思われます。
    http://rt.com/op-edge/tepco-fukushima-sea-water-reactor-194/

  •  格納容器は真横に倒壊しなくても、何度か傾いただけで格納容器の底面と構造基盤の間にはすき間が生じて、溶け落ちた核燃料がその隙間からむき出しになる可能性がありそうです。
  • それは私の記事の主題の「呼吸」とは別の危険です。

私:ここの部分ですが、このリスクは、よくネット上で危険を煽っているブログで言われている、スカイシャイン現象が起こるリスクを指していますか?知らないと恐いので、きちんと知って覚悟をしていきたいと思います。
未だにスカイシャインのリスクは残っているのでしょうか?宜しくお願いします。

以下、入口先生からのお返事です。

Norio Iriguchi
昨年4号機建屋のプールから全ての使用済み核燃料が取り出されました。

ですから4号機で「スカイシャイン」(誰かの造語?)と呼ばれるようなことが起きることはもうありません。  残る1~3号機建屋の3階にある使用済み核燃料プールにはそれぞれ392体、615体、566体の使用済み「核燃料集合体」が水に沈められていますが、その1~3号機につきましても、「スカイシャイン」のようなことがおきるようなことは、以下申し述べます通り、もうありません。      未使用の核燃料は、ウラン235(濃度約4パーセント、他は何もしないウラン238)の、直径約1センチ、長さ約1センチの円筒形の小さな「ペレット」というかたまりでできています。未使用のペレットは手で触ることができます。  このペレットを「ジルコニウム」という長さ約4メートルの細い金属のパイプ(さや)に約350個詰めたものを「核燃料棒」といいます。ジルコニウムは1800℃程度の高温に耐えます。  核燃料棒を約80本、ステンレス製の、約10センチ角で長さが約4メートルの蓮根のように穴が開いた容れ物のに通したものを「核燃料集合体」といいます。ステンレスの容れ物は900℃程度の高温にしか耐えません。一つの核燃料集合体は約300キログラムあります。  核燃料集合体は、空気中では何も起こしませんが、2本以上の核燃料集合体を水の中で2~3センチに近づけると核分裂連鎖反応が起きて水は高温となり、あるいは沸騰します。これが原子炉の原理です。核分裂連鎖反応にはこのように水が必要です。でも、核燃料集合体は、水の中であっても5センチ以上離すともう何も起きません。  核燃料集合体は、使用済みになると1体あたり広島原爆約10発分の放射能をもっています。水からひき上げると周囲数十メートル以内の人はばたばたと死ぬでしょう。そのように、水には放射能を封じ込めるという働きもあります。なので、使用済み核燃料プールでは水の中に沈めてあります。使用済み核燃料プールでは安全のためにさらにそれぞれの使用済み核燃料集合体を10センチ以上離して沈めてあります。        使用済み核燃料プールが設計上やむなく建屋の3階に設けられていることにはリスクが二つあります。そのリスクとは、  1. 地震や老朽化でプールに万一ヒビが入り、水が抜けると、あるいは、建屋が地震などで崩れ、使用済み燃料集合体が地上に落下して散乱すると、そこから周囲に放射能を放つこと。  2. 使用済み核燃料集合体が、仮に周囲に水がなくなり、核分裂連鎖反応は起こさなくても、相互に接触して高温となり、1800℃を超えると、ジルコニウムのさやが溶け、中から放射性物質が気体となって環境に出て来て東日本一円は人が棲めなくなること。

 上記1.のリスクは周囲の数十メートルでは危険ですが、福島第一原発の敷地の外では、厳重な注意は必要ですが、もう危険はほとんどありません。  上記2.のリスクが「スカイシャイン」なのでしょうが、事故から4年を経過した現在、1~3号機の3階にある使用済み核燃料集合体は、それぞれの温度が使用直後よりは数十℃程度に低下しており、地震や老朽化でプールに万一ヒビが入り、水が抜けても10センチ以上離れており、また、建屋が地震などで崩れ、使用済み燃料集合体が地上に落下して散乱し、あるいはそれによって万一相互に接触しても、異常に高温とならない程度に下がっておりますから、1~3号機につきましても、「スカイシャイン」のようなリスクはもうありません。

私:先生、お返事ありがとうございます。スカイシャインについては、検索するとこういうサイトも出てきます。

スカイシャイン(skyshine)とは

地上の放射線源から、上方に放出された放射線のうち、大気により散乱され地上に戻ってくるもの。 


〒319-1188 茨城県那珂郡東海村白方白根2-22 東京大学大学院工学系研究科原子力専攻 phone : 029-287-8400(ダイヤルイン案内) fax : 029-287-8488 ホームページより http://www.nuclear.jp/~kyodo/report/0025/K/21K-13.pdf

だから余計に、素人は恐くなるのかもしれません。みんな検索して調べているので。

でも、もう、こういったスカイシャインというリスクはもう殆ど無いのですね?


そうなると、この、別の危険とはどういったリスクでしょうか? 300km圏内からは直ちに逃げ出さないとならない危険でしょうか?

格納容器は真横に倒壊しなくても、何度か傾いただけで格納容器の底面と構造基盤の間にはすき間が生じて、溶け落ちた核燃料がその隙間からむき出しになる可能性がありそうです。 それは私の記事の主題の「呼吸」とは別の危険です。

この核燃料プールと格納容器は別のものですよね?

以下入口先生からのお返事です。

使用済み核燃料プールと格納容器は別物です。   「スカイシャイン」の詳しいお知らせを有難うございました。 「スカイシャイン」の定義として「放射性物質を内包している建屋天井を通過して施設の外部へ漏れ出た放射線が、施設上方の空気で散乱されて地上に向かう放射線のこと」とは、環境へ出た放射線のうち宇宙の彼方へ行ってしまわないすべての放射線のことですから、これは、今後起き得るすべてのリスクを含んでいますね。 東日本に飛散した放射能汚染も、すべて「スカイシャイン」によるものであったと言えます。

 使用済み核燃料プールの使用済み核燃料が高温で蒸発して「スカイシャイン」のリスクをもたらすことは、前記しましたようにもうなさそうです。

 格納容器が傾いて、底辺あるいはその地下にある溶け落ちた核燃料は、これから核分裂連鎖反応を起こす可能性があって、すき間からむき出しになった状態でそれが起きると、そのとき「スカイシャイン」の大きなリスクがあるものと思われます。

家族へ(私は自分の個人ブログは、殆ど、家族との連絡用に使ってます。
私自身の携帯電話は考えがあってガラケーのままなので、他機種を使っている家族との間では、文字制限があって書ききれないことが多いので)

入口先生への質問は未だ、続いてます。

入口先生は、御用学者なんかじゃありません。(Twitter上で匿名で入口先生を侮辱し続ける愚か者たちへ)


入口先生は、優れた科学者の前に、人として、尊敬できる、大変誠意のおありな素晴らしい先輩です。

私は、そのことについては、ネット上で(Twitter上で)匿名で入口先生を御用学者呼ばわりして中傷を続けている人たちからの発信に私の家族は騙されないようにして欲しいです。
これは家族への言葉です。
他人様がネット上でどの専門家からの情報を信じるかは各々の自由。あたりまえです。他人様の判断基準にするかは、其々の責任であって、お互いに、自由ですからね。
入口先生や私や私の家族まで侮辱を続けてなお、未だにTwitter上でしつこく別アカウントから嫌がらせを続ける彼らは一体何を目指しているのでしょう?しかも、自分たちからいきなり入口先生を詐欺呼ばわり・御用呼ばわりをして石をぶつけてきて、今度は私に「火炙りにされている」と被害妄想な嫌がらせを繰り返し続けています。随分暇なんですね。


  • 私から入口先生へ 更に質問: 記載に支障がありましたら、仰ってください。直ぐに訂正、もしくは削除します。

  • このリスクが生じたときは、福島原発間近かのみならず、首都圏含める300km(250km?)圏内で人間が例えば心筋梗塞を起こしたりして即死したりするようなレベルのものなのでしょうか?
  • 311以降に起きたことと同じようなことになるに過ぎないんでしょうか?
  • そうしたら倒れない人たちには気付けませんね・・。

入口先生のお返事待ちです。


たった今、お返事頂きました。

Norio Iriguchi
1~3号機には格納容器の下部に核燃料が溶け落ちましたが、それは底面の上にとどまっているのか、それとも地下にもぐっているかは誰も見ておらず、分かりません。

溶け落ちるとはいっても数十気圧の圧力容器の中から数圧以下の格納容器の底に溶け落ちたのですから、溶け落ちるとき噴出されて散らばっているのかもしれません。  これまで1~3号機から環境に出た放射能は広島原爆168発分でした(日本政府が2011年にIAEAに報告した量)。あるいは384発分でした(イギリスの「ネイチャー」)。

飯館村や福島県全域をはじめ東日本を汚染したのは全体の約16パーセントでした。  1~3号機で溶け落ちた核燃料のおよそ半量の約140トンは未使用であったと推定され、なので、これから100万年の間、核燃料の溶け落ちた形状、水の存在などによってはいつでも核分裂連鎖反応を起こし得ると推定されます。

仮にその140トンが新たに核分裂連鎖反応を起こすと、広島原爆約7千発分の放射能が新たに環境に出て来るものと思われます。  すなわち、格納容器が大地震などで倒壊し、あるいは敷地の液状化(沼地化)で傾き、格納容器の底部や、液状化した大地とのすき間で「大気開放炉」(Open-Air Super Reactor)なって核分裂連鎖反応を起こすと、「311」をはるかに凌ぐ大惨事となり、国土が広い範囲にわたって人が住めなくなることが起こり得ると考えられます。

以上、熊本大学入口名誉教授に私が質問して、入口先生に、「素人である私に解り易く、噛み砕いて」お答え頂いたものを、コピーペーストしてここに、共有します。(入口先生からは快諾を頂いてます)
対話の中で、入口先生から頂いたお言葉が心に響きました。
Norio Iriguchi
助けてあげられるのは神様だけです。人間には神さまになれない悲しさがいつもあります。でも、祈ってあげることだけはできるかもしれません。