2016年10月31日月曜日

東京の水道水からセシウム134が微量検出されてるという週刊誌の記事について、東京都水道局と原子力規制委員会と東京都健康安全研究センターに問い合わせてみた メモ

追記、およよ、待って、
水道局の人は3ヶ月で100リットル溜めてから検査する方法とうちは違いますって仰ってたけど、最後に電話した東京都健康安全研究センターの人は1000リットルって仰ってた・・
これは明日、もう一度確認します。

変だなあと思って、サイトを確認してみました。

東京都健康安全研究センターの水道水の放射線量測定結果が水道局の発表する値と異なっていますが、なぜですか?

http://monitoring.tokyo-eiken.go.jp/etc/qanda06/#q06-07

毎日の水道水(蛇口水)の検査と3か月分の水道水(蛇口水)の検査は何が違うのですか?
毎日の水道水の検査は、採取した蛇口水2リットルをそのまま毎日検査しているものです。
一方、3か月分の水道水の検査は、毎日1.5リットルの水を採取し、水分を蒸発させて濃縮したものを3か月分まとめて放射性物質の量を検査しています。この方法では、毎日の検査より微量の放射性物質を測定することができます。←と書いてあります、うーむ。

以上追記。




女性自身の記事の一部が、TwitterやFacebookや個人ブログ記事など、ネット上で取り上げられて拡散されていたのを見つけて、それを見るとまるで東京だけに、東電福島原発放射能由来の可能性とも思われるセシウム134が微量検出されているので、東京に親族が居る私は気になって、東京都水道局と原子力規制委員会と東京都健康安全研究センターに問い合わせてみました。



以下はその回答のメモです。

東京都水道局の回答
そのデータはうちのものではありません。
記事が出た後、多くの反響を頂いて、実は対応に追われておりました。 あのデータは、原子力規制委員会に公開されているデータです。



東京都水道局のデータと、原子力規制委員会のデータの検査の検出限界値が違うのが気になって、それで問い合わせました。

東京都水道局
それは検査の目的と検査方法が異なるからです。
先ず、検査する時の水の量が違います。
私どもは、2リットルの水を使って分析します。
基準が10ベクレル/kg(厚生省からのご指導だそうです。http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/topics/20161028-01.html
最低でも1ベクレル/kgは早期検出してほしいと言うことで、私どもと致しましては、1ベクレル以下も検出出来るように、検出限界値を0.5ベクレルから0.7ベクレル/kgまでは時間をかけて測るようにしてます。計測には時間も掛かるので、迅速かつ、少しでも厳密なデータをと思ってやっております。
以上が東京水道局さんの回答です。
要するに、原子力規制委員会のデータの元になってる各都道府県の検査機関は、毎日1.5リットルずつ 濃縮を繰り返して100リットルまで三カ月続けてより精密に計測している。
この数字の推移を確認したい。
水道局とは目的が違う。
3ヶ月後に汚染が判っても手遅れだから、水道局が「速報として」方法を変えて毎日計測してるそうです。

もう少し、一般庶民が理解しやすいように、ホームページに加筆をお願いしました。

原子力規制委員会の回答
原子力規制委員会が公開しているデータと、東京水道局が公開しているデータは全く別物です。
原子力規制委員会は、東京都水道局ではなく、各都道府県の自治体で計測しているデータを元にして資料を作って公開してます。
東京のデータは、東京都健康安全研究センターのデータを使ってます。http://monitoring.tokyo-eiken.go.jp/
こちらでは検出限界値は0.01bq/kgです。
ゲルマニウム半導体核種分析装置で検査しています。
トリチウムデータもあります。
http://monitoring.tokyo-eiken.go.jp/index.html

こちらのHPから、こちらのページをご覧下さい。



又、東電福島原発放射能事故の前の過去のデータを検索したい時はこちらのページで検索が出来ます。
試しに、2009年から2010年の検査データを、セシウム134が検出されているかどうか検索してみましたが、ヒットしませんでした。

お電話に出た原子力規制委員会の方は、国内外のデータを詳しく調べたい時は国会図書館を利用していますと電話番号と、サイトを教えて下さいました。
03-3506-5293

http://warp.da.ndl.go.jp/

試しにアメリカの検査データを見つけてみたくて二人で一緒に検索してみましたが、検索欄に記入する文字がいけないのかヒットしませんでした。
でも、上手く検索が出来ない時は、国際図書館は電話すると、プロの方が検索してみて下さったりなさるそうです。

最後に、東京都健康安全健康センターに問い合わせました。
東京都健康安全センターは、 
100リットルの水で検査してます。
毎日1.5リットルずつ 濃縮を繰り返して100リットルまで三カ月続けて計測します。
この数字の推移を確認したい。
水道局とは目的が違います。より精密に検査して、放射能汚染の推移を監視する検査です。

又、原発事故の前は測定器具が違います。
今は核種を特定するためにガンマー線を測ってます。
トリチウムは測ってない。
東電福島原発放射能事故以前は、α線とβ線しか測ってなかった。
今は、核種を特定するためにγ線も毎日測っています。
そのデータが原子力規制委員会に行きます。
α線とβ線については、東京は、荒川と江戸川と多摩川が主な水源で、代表する多摩川浄水場 (田園調布周辺の水道)と金町浄水場と朝霞浄水場の原水を計測してます。
平成26度版が新しい
0.1ベクレル/リットル(ほぼ=kg) くらいが検出限界値です。
それらのデータは中央図書館で見れます。
都庁にある都民ルームで見れます。
以上が東京都健康安全研究センターの方の回答です。
又、福島原発放射能事故前と事故後のデータの比較をなさって、1000倍の汚染だとか書いてらっしゃる方々がいらっしゃって、それを読んで不安に駆られてらっしゃる方もいらっしゃるので、私に送られてきたある個人ブログのリンクを東京都健康安全研究センターの方に送って、読んで頂いて、何故こういう不安に繋がってしまうのか、解説頂きました。
結局のところ、今回の週刊誌の記事に使われて騒ぎになったのと同じで、検査方法の異なる2種類の検査データをつき合わせて、間違った理解をなさってることが判りました。
環境放射線データベース http://search.kankyo-hoshano.go.jp/servlet/search.SelectMain?paraSelectKind=1&pageSID=21213795 から拾ったデータについては、
1年に1回1000ℓの水を検査したものです。
一方、水道局の様に毎日2リットルの水での検査データとは比較対象にはならないそうです。 
私は御用学者でもなければ、原発推進派でもありませんので、放射能汚染地帯の検査機関で働いてらっしゃる皆さんのことを、擁護する立場でも有りません。
今回は単純に、週刊誌の記事を読んで「え?福島にさえ検出されてないセシウム134が東京に検出されたんだ?」と不安になったので、検査機関に問い合わせた回答をここにメモしておきます。
勿論、微量でも、セシウム134なんて検出されて欲しくはありません。
だけど、原発事故直後よりは減っている事は判りました。
私個人は、自分のお財布が許す限りは、遊ぶお金は節約して、煙草もお酒もほぼ飲まない、友達と遊びに行く機会も減らして、まともな会社のミネラルウォーターを家族には飲ませたいと思ってます。でも、お金が尽きたら諦めるしかありません。
だけど、必要以上に、過剰に水道水がーーー!と心配しても、ストレスになるだけで、何の解決にもなら無いと思います。
だって、至上最大の量の放射性物質が福島原発から飛散しちゃった事実は覆水盆に帰らずですし、今も放射能は止まってないわけで、汚染してるからって水を飲まないとかしてたら脱水で死んじゃうしね?食べ物だって同じです。
そんなにストイックには生きられません、使っても減らない財産持ってるらっしゃる大金持ちでは有りませんので。
 個々人で出来る限りを尽くすしか仕方無いんじゃないでしょうか?











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