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日本の国土が侵略されたとき、日本人は、憲法上いったんそれ(侵略)に甘んじ、次に奪われた国境線までを取り戻すための反撃をする。これが「個別的自衛権」です。この権利は、「日本国憲法」以前に日本が国家の「自然権」として持つものと推定されています(これが自衛隊です)。
歴史上、これから中国がどう興隆しようと、アメリカがどう衰退しようと、日本は、将来にわたってこの「個別的自衛力」のみをその時代に合わせて近代化し、強化していく限り、滅亡することはありません。そもそも、アメリカに対して「日本の最後の兵器になってくれ」と懇願する必要も本来ないでしょう。「日本国憲法」にはそれだけの「壮絶な覚悟」があるのですから。
この「専守防衛」の理念は、また、他国と「戦争」をしないので、そこに人類史上(誰が見ても)普遍的な価値があります。戦後日本の国民は、この「専守防衛」の理念を奇跡的に手に入れました。これは、アメリカの国民さえも本当は羨望する最先進の安全保障理念です。
日本が「集団的自衛権」を行使しようとすると、それは今日の「抑止力」にはなるでしょう。でも、明日の「抑止力」にはなりません。なぜなら、日本が謝罪しない相手である中国は、それによってさらに挑発され、ISIL(イスラム国)も挑発され、日本に対して「軍事力」や「テロリズム」を強化するでしょうから。それは却って日本列島の安全保障を脅かし、国民の生命と財産を危うくします。それでは少しも美しい国とはいえません。
日本人は「集団的自衛権」を捨てて、「専守防衛」へ引き返すほうがよいでしょう。
日本のように「個別的自衛権」だけをもつ国を侵略することは決して容易でありません。それは非常に厄介であり、かつ割に合いません。反撃されたうえに、世界と人類を敵に回すことになるのですから。
これが戦後70年間日本人が築いてきた「平和」であり、世界に対する日本人の「信用」であり、かつ日本の安全保障上の「抑止力」です。
これが戦後70年間日本人が築いてきた「平和」であり、世界に対する日本人の「信用」であり、かつ日本の安全保障上の「抑止力」です。
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