2013年1月28日月曜日

【IAEA報道追記】1月24日 高崎市、災害対策特別委員会を傍聴しました。その内容について

本日の新聞報道です。

これが通れば、やっと、国民の命を放射能から防御する初めの一歩になるかもしれません。

ヨウ素剤事前配布、原発災害指針で改定案 規制委が提示 - 日本経済新聞 (1月30日12時)




チェルノブイリ4年後の新聞より:東京より低被爆のミンスク周辺で、甲状腺がんにより6000人死亡、4万人の子供が後遺症に悩んでいる。
IAEAは、信じ難いと再調査の意向だが、ソ連の公式発表死亡者数31人を大きく上回る可能性が有ると報道。






予てから、「福島原発放射能事故を受けて、今後の万万が一、再び放射能事故が起きた時に備えて、高崎市への市民のためにヨウ素剤の備蓄と配布の請願」および、「AERAでも報じられました、黒い土、(放射性物質の濃縮と考えられる)の実態の調査と行政指導の請願」のために、多くの皆さんから集まったご署名を持って、高井市議さんが、なんとか、市民の声として、議会で発言をして、市民の声を高崎の議会へ届けて下さいました。その議会の傍聴に行ってまいりました。

高井市議さんからの質疑と、高崎市の行政側の応答を書き出して、ご報告します。
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高井市議さん 「福島原発放射能事故後の放射能の影響について、署名付きの要望書を出そうとしている方々とお目にかかってお話を聞きました。
署名は現時点では330名以上の署名が集まってます。
見てみると、その中には高崎市在住の方もいらっしゃれば、高崎市在住以外の方々も沢山いらっしゃる。これはどういうことですか?と聞いてみると、
高崎市に住んでいましたが、福島原発放射能事故後に、西日本へ移住した方が結構沢山いらっしゃって、その中でも母子避難、お父さんはこちらに残して移住・避難した方が意外に沢山いらして衝撃を受けました。

その中で2点、要望書があり、1点は安定ヨウ素剤の市民への備蓄と配布。
安定ヨウ素剤は、原発事故が起きた時、これから起きた時に、放射性被ばくの可能性があるときに、甲状腺への被ばくを防ぐために、安定ヨウ素剤を飲むことによって防ぐ。国の規定では、40歳未満に服用してもらう。アメリカなどでは簡単に入手できる。日本では簡単に入手できない。
松本市では、既に11万人分、40歳未満の人たちのために4か所の薬局に分けて備蓄して、不測の事態に備えているそうです。
これは松本市の例ですが、高崎市としては、どのような見解でいらっしゃるのか、お尋ねしたいと思います。」

防災安全課長、「安定ヨウ素剤につきましては、国の原子力規制委員会等で検討している内容ということで認識しています。原子力規制委員会では、平成24年の定例会に置きまして、実際の原発の防災計画を作成する際の原子力災害対策指針を提示しました。その中で原発から50km圏内については安定ヨウ素剤の服用を対策の中心とする、安定ヨウ素防護地域と検討する必要があると、その中で言ってます。高崎市は東京第二原発から約150km、柏崎原発からは130km、浜村原発から約200kmの距離にあります。放射性ヨウ素防護地域の範囲外ということで、現段階では認識をしています。安定ヨウ素剤につきましては、薬事法で現段階では劇薬に指定されています。医師の処方に基づき、投与することが望ましいということで指定されています。ヨウ素剤が放射線防護役として薬事法の承認を受けていないということから、原子力規制委員会が、厚生労働省と協議をし、追加承認を受ける方針を現在固めているということで、今後の国の動向を注視していきたいという風に考えております。

高井市議さん、「そして、もう一点、要望書に書かれているものは、高濃度に濃縮汚染された黒い土に関してと言うこと。解りやすく言うと、放射能汚染が高いと思われる場所があるそうです。これに対して調査及び、行政指導をしてほしいという要望。
どういう場所かと申しますと、道端や水たまりのできやすい場所、ブランコの足元や滑り台の折口、砂場の周り等。非常に濃度が高いということで、これについて調査してほしいという要望です。これは、実際に、富岡市のお母さんが愛知県のプロの調査会社に依頼をした結果、非常に高い濃度のセシウムが観測されたということがあったそうです。




高崎市も何か所でもいいので、プロの調査会社に依頼して、子供たちが直に触れる場所を特に地表についてきちんと調査してほしい。この件につきましでも、高崎市のお考えを聞かせていただけたらと思います。この要望書を提出したお母さん方は大変意識の高い方たちだと思います。
しかし、私も幼稚園児の親でございますが、私はこれに対して、比較的、放射能の影響に対して比較的関心のない一般のお母さん方に訊いてみました。この黒い土に対しましては、意外に気にしてらっしゃるお母さん方が思ったよりも沢山いらっしゃいました。
ですので、きちんとしたプロを入れてまずは調査をして頂きたいと思います。それに対して、高崎市のお考えをお聞かせください。」

防災安全課長、「黒い土につきましては、昨年度、話題になりました。AERAという雑誌の中でとりあげられまして、本市におきましても、江木町や飯塚町や具体的に色々調べて、何万ベクレルという高い数値も出ているという経緯もございました。その当時のお話をさせていただきます。当時、江木にお住いの市民の方から高い数値の放射線量の数値があるから測りに来てほしいと防災安全課に連絡がありまして、防災安全課の職員が空間放射線量測定器を持って測りに行きました。指示された、土みたいなコケみたいな、雑誌の中では藍藻というものを、私どもも、そこに放射線測定器を当てて、国から指示をされている測定方法、地表から1mの高さのところで測定をさせて頂いた経緯です。地表のそのものずばりのところで空間放射線量を測らせていただいたところ、0.16μSv/h。地表から1mの高さのところでは0.06μSv/hでした。
この数値を見る限りは、反対意見もございますが、あまり、心配することはない数値ではないかと判断しています。
又、この物質を国が示している基準の中では、基準値が示されておりません。(福島原発放射能事故後早くも二年も経とうとしているのに、子供たちを護るために必要な環境の基準もない国なんですか?)
仮に測定を行った場合につきましても、測定結果に対して、どのように判断していいのか、判断基準がないということもありまして、現在のところは検査を行う予定はありません。(チェルノブイリの事故と言う国際的にも名を遺した手本は基準の参考にはならないのか?なんのために政治家たちは国費でチェルノブイリまで視察に行ったんですか?何のためのあの衆議院のホームページに日本語で翻訳までした資料が置いてあるんですか?)参考文献 チェルノブイリの長い影(チェルノブイリ事故での子供たちの病気の資料を是非、印刷して読んでください)


【必読・拡散】『チェルノブイリの長い影~チェルノブイリ核事故後の健康被害』 


http://www.shugiin.go.jp/itdb_annai.nsf/html/statics/shiryo/cherno10.pdf/$File/cherno10.pdf 


衆議院のHPがメンテナンス中でアクセスできなくなったときは。こちらに保存したファイルをアップしました。
よかったらお使いください。
http://dl.dropbox.com/u/10525543/cherno10.pdf

一応、そういった物質につきまして、髙い放射線量のホットスポットがあった場合には、国に報告をして、国の指示に沿って、除染等の処理をさせて頂きます。
基準を超えていなくても、心配である場合には、敷き地内に埋めて頂くことや、空間放射線量も低くなりますので、除染方法を防災安全課でも指導させて頂きたいと思います。
この黒い物質の処分については、現在、指定や基準はございません。なので、ご心配であれば一般論として処理をして頂く方法がいいかと思います。」

高井
市議、「課長の方からAERAということで具体的に出されましたが、殆どその点で不安になっていらっしゃるお母さん方がいらっしゃるということで、特に、町名がその雑誌に出ている。AERAはマイナーな雑誌ではなく、読まれている雑誌です。そこに町名が出て、その記事を読みましたが、その記事に明らかに危険だと載っていました。
すぐに対応して頂いたそうで、それはそれで有難いのですが、出来れば、プロの調査会社を入れてきっちり調べて、測った結果、なんともなかったと是非市民に示して頂いて、市民を安心させた頂きたいと思うのですが、いかがでしょうか?もう一度お伺いします。

防災安全課長、「この要件につきましては、一度、群馬県の環境の方へご相談した経緯があります。県としてはどのように考えているかお伺いしましたところ、国へも照会をとって頂きました。その結果、現状の基準の中では検査のしようもないし、検査をしたところで、基準に該当するいい悪いを判断する基準値がないということですので、現行の基準で対応してほしいとのことでした。」

高井
市議、「解りました。課長の仰ることも解るのですが、それでもやはり、不安視をしている市民がいるということですので、そういう情報が出ている以上は、一人でも多くの市民を安心させて頂けるような対応を要望させて頂きます。
もう一つ、直接その要望とは関係ないのですが、今回私はこういう要望書を見せさて頂きましたので、他のお母さん方が、福島原発放射能事故から時間も経過していて、どのくらいの意識でいらっしゃるのか個人的に気になったので、30名弱のお母さん方に簡単なヒヤリングをさせて頂きました。すると、その中でお母さん方がかなりの人数、意外に気にされているなぁと思ったことがありました。それは、幼稚園も学校も、課外活動についてです。うちの地域で言うと、里山をゴミを拾って歩く活動・あるいは林間学校など。中には不安視して行かせたくないおかあさん方はいらっしゃるのですが、行かせたくないけれども、子供達の輪を気にすると、子供たちは遠足には行きたがるし、しかし、不安である。この事を気にされているお母さん方が結構多いと解ったのです。
なかなかこれは対応は難しいと思いますが、この点について、高崎市の見解を聞かせていただけたらと思います。」


防災安全課長、「本市では昨年から、放射線の計測を、継続して120か所計測してます。120か所は子供が集まりやすい、幼稚園小学校等を計測地点として計測を続けています。それをHPでも公表しています。そこらには0.23μSv/hを超える地域、あるいはホットスポットは見つかっていません。議員さんの仰る山間部が放射線が高いと報道されていますが、高崎市の全地域の山間部、里山と称されるところで、山だから高いということでは決してないと考えてます。高崎市の中でも高目の地域はございますが、そういうところも、先ほど申し上げましたように国が定める髙い数値以上の数値は認められておりません。
ただ、親御さんが心配なさる気持ちは解らなくもありませんので、高崎市では、測定器を貸し出しをしています。最近では、貸出件数が減ってきてはおります。今までは半日単位で貸し出してましたが、今後は一日単位で貸し出しも致しますので、事前に遠足のご予定が解れば、事前に親御さんが放射線量を測って、確認をして安心してお子さんを遠足に出せるのか、心配なら親御さんの判断で行くのを取りやめるとか、ご自分の判断でと考えております。

高井市議、「そうですね。やはり、行政任せではなくて、測定器の貸し出しもあるわけですから、親御さんたちも自立して、調べに行くと言うのも大切なことだと思います。

例えば、林間学校などはどうなんでしょう?集団で少し離れた場所へ行く、そういう時の調査はして頂けてるんでしょうか?」

防災安全課長、「林間学校と言いますと、榛名湖の湖畔に県立の林間学校がございます。榛名湖は決して放射線量が低い地域ではございません。(苦笑されてました)どちらかというと髙い地域です。
榛名湖周辺は何地点かは、計測はさせて頂いてます。あくまでも私どもの測定は面的な測定をさせて頂いてます。面的に5点測りまして、その平均値が0.23を超えたか超えてないかで判断させていただいてます。山の中で、放射線量が高い、ポイント的に高い場所があります。それも数値的には1,0μSv/hには遠く及ばないような数値でございます。いくつとは敢えて申し上げませんが、(なんで敢えて言って下さらないのでしょう?その基準内ということではございます。」

教育委員会、学校教育担当部長「妙義少年自然の家や、北毛少年青年の家等は県の方で測ってます。北毛の方でやや高いところがあったということがありました。そこで今回は直接宿泊を申し込んだ学校に連絡を取りまして、ここは高いのでここでの活動は避けてほしいと要請はしました。その結果、北毛青年の家から妙義少年自然の家に動いた学校もありましたし、活動元を変えた学校もありました。

高井市議、「まだまだ、やはり、全般的にこの件につきまして、非常に不安視している特にお母さん方が意外に多いということ解りました。時間がだいぶ経ってはおりますが、やはり未だ、市民の不安の声があるということをみなさんには御認識いただけたらと思います。

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以上、災害特別対策委員会で、高井市議さんが、私たち市民の声を行政側にしっかりと届けて下さいました。

私は、高井市議さんが、一人の親として、又、市議会議員さんとして、私たち親の声をしっかりと、高崎市の議会に届けて下さったことに感動しました。
市民の不安を払拭するためにも、高崎市が安全と自信を持って言える行政だとしたら、いつまでも国に従うなんて言葉を盾にしないで、
我々市民に自立を求めるのでしたら、是非、高崎市にも、既に市民の健康を守るためのヨウ素剤を備蓄を済ませた松本市長さんのように、「国の指示に沿ってなんてことをいつまでも仰ってないで」、国から自立して
国から自立して国から自立して国から自立して国から自立して国から自立して国から自立して国から自立して国から自立して国から自立して国から自立して国から自立して

         国から自立して

高崎市としての行動を、市民を安心させる行動をと願ってやみません。

なお、高井市議さんは、今後も、続けて、私たち市民の声を議会へ届け続けて下さるそうです。
なので、みなさんからお預かりしたご署名は私預かりになっています。暫くはまだ、署名集めは続けますので、ご協力よろしくお願いいたします。

こちらに、先日もこのブログで御紹介した、過去に日本のNHKがNHKスペシャルで放映していた、チェルノブイリの放射能事故4年目に報道した貴重な録画があります。



1990年8月30日 22:00〜23:15 総合テレビで放送されました。
事故から4年、新たな汚染が広がっている事実を克明に物語る貴重な番組ですが、現在、この番組はアーカイブスで見られなくなっているか、人々­の記憶から消し去る為か、ひっそりと削除されているようです。 

まずはご覧ください。今の日本を見ているようです。しかし、タイトルからもわかる通り、これはチェルノブイリ原発事故から4年後の状態を取材したものです。

フクシマとチェ­ルノブイリは違うんだ!という意見もあるでしょう。そりゃ違うでしょう。

しかし、この番組をご覧になりながら、フクシマとチェルノブイリの、何が同じで何が違うのか、

それ­を認識する助けとなるのがこの番組です。



番組は冒頭、事故から4年が経過して、初めて強制退去を命じられたという原発から300キロはなれた場所に暮らすおばあさんの引っ­越しシーンから始まります。

高崎は福島原発からおよそ200kmです。
福島原発放射能事故からもうすぐ2年が経過しようとしています。
チェルノブイリで事態が悪化し始めたのは事故後4年後。
子供たちが倒れ始めてから、原発から300kmの地域からの強制退去。

チェルノブイリの事故と言うお手本があるのにも関わらず、実際に子供たちの命を生贄にしないと日本の行政は「少しも」動かせないのでしょうか?


http://youtu.be/6RgYpXH92ts



当時のNHK、チェルノブイリ事故後の染色体異常にまでガッツリ踏みこんで報道しています。
是非、みなさんに、

学校の先生方にも、行政の皆さんにも必ず一度はご覧になって頂きたい貴重な報道です。


この報道のインタビューの中で、キエフの教師はインタビューに真摯に本当のことを訴えてる。

これが本物の教師。

1クラス40人のうち一日に8人の欠席など。

「原発事故後、子供たちはめっきり弱くなり、疲れやすくなりました。授業時間が長いと基礎的な体力がないため途中で投げ出してしまう子供や、体育の授業も実際に授業を取りやめざるを得ない状態。私は子供たちの健康状態は悪化しているのは明らかだと思います。」

1日30人保健室へ行った子供の記録「頭痛・だるさ・貧血・めまい・内臓の痛み」

キューバから三万人までの子供の受け入れを認めると返事があったことなど。

逃げ遅れたら、こういうことになりかねないんじゃないでしょうか?

追記


【超必見】チェルノブイリ特集 4編 チェルノブイリ事故から八年、子供たちの体に何が起きているのか?衝撃的レポート 広河隆一×櫻井よしこ




高崎市のどなたが責任を持って、大丈夫と言って下さるんでしょう?


もう一度書きます。

我々、父兄に自立を求めるのでしたら、是非、高崎市にも、既に市民の健康を守るためのヨウ素剤を備蓄を済ませた松本市長さんのように、「国に沿ってなんてことをいつまでも仰ってないで」、国から自立して、高崎市としての行動を、市民を安心させる行動をと願ってやみません。



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