木下黄太さんの放射能防御プロジェクトの京都のベジタリアン・フェスティバルでの内容を書きお越しして頂いたものが、福島原発放射能事故後の調査を大変解りやすく、まとめて下さっていたので、ここに御紹介して、保存します。
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/7c5bfb85d49b787176af56fc3cb3be1f
また、長文ですので、私が関東から逃がそうとしても逃げない息子たちに解りやすく、要点を抜粋します。
お時間のある方は、是非、全文を木下さんのブログへ行って、きちんと読んで下さい。
放射性物質を吸収しやすい状態、吸入しやすい性質が、有機野菜に多くある、ということ。
放射性物質を摂ることと、化学物質を一定程度摂ることの危険度を比べたら、圧倒的に放射性物質の方が、危険度が高いです。
しかも、その放射性物質は、セシウム、セシウム134、セシウム137という、放射性物質として話しをしましたが、そのセシウムだけの話しではありません。
他にも、ストロンチウム、もちろんプルトニウム、アメリシウム、ウラン、コバルト、マンガン、色んな形の放射性元素が、どこで、どう入っているのかが、わかりません。
で、実際、政府は公に殆ど調べてません。
調べているものは、ほぼ、セシウム、ヨウ素、一部ストロンチウムを調べている以外は、ほぼ調べてないです。
ですけれども、実際に、放射性物質が、どの程度のエリアに降下して、大きな影響があるのかというと、恐らく、間違いなくある一定程度の影響があるのは、南東北全域と関東全域です。
このエリアには放射性物質が落ちていない場所はありませんし、それは、割と有意な数値で落ちています。
その上に、多分、甲信越、例えば山梨の一部、それから新潟の山あい、長野の特に東信側、
要は軽井沢から長野市に至る新幹線のゾーンと同じゾーンのエリアも一定以上被曝してます。
それから静岡のほとんど半分くらい。このくらいまでの放射性物質の降下の量は、間違いありません。
チェルノブイリの時に、例えばフランスの平均値はセシウム合算で30Bq/kgと言われました。西ドイツが90、イタリアが100。で、ウクライナのキエフあたりだと、400~500、セシウム137がカウントがされています。
東京23区のセシウム合算の平均値は、数値の変動はあるのですが、少なくとも800Bq/kg
経済産業省の前の大きな植え込みがあって、その植え込みが1万Bqを超えていました。
で、この数値なんかは、相当高い数値で、実際に、ここの土壌を僕たちは、アメリカのある会社に土壌をもう送っていて、今、検査中なんです。
後、2週間くらいで出てくると思いますが、プルトニウムとか、ウラニウムとか、アメリシウムとかの、別のα線・β線を出す別の核種の検査を始めてやっています。
多摩地域はこれより少なくて、その半分以下、300Bq/kgくらいの汚染が多いです。埼玉も同様の汚染が多いです。
神奈川県内は、横浜とか川崎とかは、東京都内に近くて700~800Bq/kgの汚染は普通に出てきます。
それより神奈川県西部にいくと、数百Bq単位に落ちてきます。
ただ、これも箱根とか、熱海とか、要は最後の山際ですね。
関東の山地の山際の方に行くと、途端に1000~2000の汚染が出てきます。
そうしたようなホットスポットも含めて、関東の汚染の状況は酷いです。
普通の庭土をとった数値です。
溜まりやすい場所で取ったりすると、途端に今は、1万、2万という数値が普通に出てきます。
例えば、目黒区内でカーポートの上に溜まっている土、砂を取ってみました。
10万Bq/kgを超えていました。
これ、全部、セシウムだけです。
いいですか、セシウムだけです。
そうした状況に今の首都圏はあります。
東北の方の、福島の汚染は言うに及びません。
もう、何万Bq/kgは当たり前です。
何十万Bq/kgというような場所もあります。
こうした場所に、チェルノブイリでは人は住んでいません。
でも、僕が驚くのは、そうした人たちとの話しじゃないんです。
むしろ、原発を今まで推進してきて、「放射能の被害はそれほど大したことはない」と言っていた、IAEA、ICRPといった推進側の団体に繋がるようない人たちと話しをしていても、「福島の放射性物質の量は尋常じゃないから、これはまずい」と言って、政府側に何回も、何回も、何回も、何回も、この話しをしに行っている人は1人、2人ではありません。
ある専門の研究者は、アメリカの大学の有名な学者と一緒になって、推進側の学者ですよ。「とにかく健康被害が出る対策をしてくれ」ということをICRP側の立場で言っていっている。
でも、その話しをいくらしても日本政府の担当者たちがちゃんと対応しないということで、僕に相談が来るような状況です。
つまり、そのへんに落ちている土、ここらへんの例えばアスファルトに普通に粒子があるわけです。
その粒子が舞います。舞って吸うと、吸い込んだものというのは、出すのが極めて難しいです。
放射性物質を食べることは、もちろんそれは危険です。例えば、高濃度に濃縮している、きのこみたいなもの、あるいは山の獣肉、さらに最近でいうと魚。
特に最近はマダラが高いです。非常に高い。もうマダラは、ほぼ日本の海域の近くで食べられるマダラはないんじゃないかと私は思い始めている。
もう北海道から、東北の一帯、日本海側のエリアに近いエリアまで、厳しくなりつつあるとみています。マダラは。
で、そうしたようなものを、回避すれば済むのであればいいのですが、食べ物は、まだ食べて排出するので、一定程度、体から出ていきます。
だけれども、吸気で吸う、肺に吸い込んだ放射性物質は外に出ることはありません。
ほとんど出ません。
そのものが、更に肺胞からリンパに留まると血液の循環の中で、放射性物質がずっと当たり続けることが起こります。
だから、血液の疾患が起こるのではないかという恐怖心が僕たちにはあります。
その医師がやり続けている、今の途中経過のデータをいうと、まず、東京の普通の子どもたちの甲状腺をエコーでみても、嚢胞、腺腫様甲状腺腫、まれに結節、の状況は約3割くらいのお子さんにいらっしゃいます。30%です。
福島ではありません。首都圏です。
(私、小見も家族4人の甲状腺の検査をしましたが、そのうち3人に甲状腺嚢胞が見つかっています。)
首都圏も神奈川、埼玉、東京、千葉、全域でだいたいその感じです。ただし、大半は嚢胞です。しかも数mm単位。2mm 3mm 4mmくらいの小さい嚢胞で、癌化する可能性は極めて低いのではないかとみられている嚢胞が大半。
ですが、元々、生まれつきあったとみられる嚢胞ばかりではありません。
一部ですね。甲状腺の専門医たちが、よく言っているのは、甲状腺の機械の解析度が上がったから、見られるようになった。できるようになったからだ、それで、見られているんだ。
元々実はこのくらいあったんだとウソをいう人たちがいます。
本当に嘘つきです。
実際に、10年くらい前の機械で、僕は自分の甲状腺を見てみました。
その写真とデータを他の医師と確認しました。
で、僕は何も無かったんです。
全く無かったんですが、その機械だと、1mmくらいの嚢胞は見られる。
10年前の機械でも見られるんですよ。別に。
そのくらいの大きさのものは。
だからおそらく、今、起きている、首都圏でも起きている、嚢胞が出ているものは、被爆の何らかの影響がある可能性がある群が、全部じゃないですよ、一定程度は、必ずいると思います。
その中で最も恐いのは、先ほどいった血液なんです。
血液を1000人くらい調べている中で、6割くらいにおきていることは、白血球の数値の変動が激しくなっています。
その上で、白血球を分画していくと、好中球のパーセンテージが通常、40%くらいあるのが普通ですが、ところがこれが減少しているお子さんが増えていて、20%、30%というお子さんを含めると、60%くらいが、好中球減少症になっているとその医師は言っています。
僕もそういう報告は山のように聞いています。
今のところ、そのお子さんたちが、具体的な身体症状を伴っているといえるほど、あるケースはないです。
しかし、今後どうなるか予断を許しません。
血液の疾患が発生してくる状況が、否定出来ない状況に首都圏のお子さんたちはあると僕らは見ています。
分かりますか?
それは、吸気による被曝が原因になっているのが圧倒的に多いと思っています。
何故ならそういう検査をしていっているお子さん達の家庭というのは、ほとんどといっていいくらい、西日本から野菜を取り入れ、魚はほとんど食べない、牛乳も飲まない、学校給食をやめる、そうした選択をしている家庭が圧倒的に多いんです。
そうすると、この吸気による被曝というのが、どこまで危険なのか、ということが、シリアスに、どこまであるのかということを、僕たちは非常に厳密に考えなくてはならない。
目には見えないものです。放射能は。放射性物質は。
ですが、それは、存在するんです。
土壌の調査をすれば分かるんです。
しかも、恐いのは、そのセシウムという、ありふれた、まぁ、ありふれたというと、問題があるんですけれど、そうしたありふれた核種のみならず、他の強い核種、いくつもの核種が、そこにある可能性が否定できない。
だから僕たちのグループで、とにかくお金を出して、アメリカで、α線、β線の検査をするというふうにしたのは、そうした事情によります。
以上、木下黄太さんの放射能防御プロジェクトからの抜粋です。
私は、去年秋からずっと子供たちの呼吸による被ばくを心配してきました。
それはFacebookのNoteにも書き残しています。
https://www.facebook.com/notes/kumiko-meg-omi/%E7%A7%81%E3%81%8C%E3%81%9A%E3%81%A3%E3%81%A8%E9%AB%98%E5%B4%8E%E3%81%A7%E3%81%AE%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%81%AE%E6%A0%A1%E5%BA%AD%E3%81%A7%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%82%84%E7%B8%84%E8%B7%B3%E3%81%B3%E3%81%AB%E8%AD%A6%E5%91%8A%E3%82%92%E4%B8%8E%E3%81%88%E7%B6%9A%E3%81%91%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E7%90%86%E7%94%B1/331696716844751
群馬県にお住まいのお子さんを持つ親御さんたちへ
群馬大学の物理学者名誉教授の五十嵐高先生も、去年からずっと、あちこちの勉強会で、群馬県の放射性物質に対する過小評価を警告なさってました。
特に、土壌に対する警告は強くなさってました。
子供たちに、埃を吸うようなスポーツは放射能事故後の土壌が汚染されてしまった場所ではさせるべきではないと仰ってました。
放射能は決して宗教ではありません。
放射性物質という紛れもない化学物質です。
福島原発放射能事故は無かったことにはできない。
環境は変化しないはずはない。
悪環境をなかったことにして事故前と同じ生活を改善もしないで子供に強いる行政は殺人に等しいと思います。
特に、行政による放射性物質の濃縮の隠ぺいは、あったとしたら罪だと思います。
http://weinkeller.at.webry.info/201209/article_18.html
この先、我が子が病に倒れても、福島原発放射能事故との因果関係は、まずつけることは困難でしょう。
もしあなたのお子さんが病に倒れても、苦しんでも、今の学校の校長先生も、教頭先生も担任の先生も、もちろん市長さんも県知事も、
誰も、可哀そうがってなんてくれません。
助けてくれません。
亡くなったとしても、返してくれません。
我が子を護るのは、私たち親だけです。
私はそのことを絶対に忘れないようにしようと思います。
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